「ばら」に魅せられて二人でローズガーデンを手作りし、楽しんでいました。5月のシーズンに、ばらに取り囲まれての時間は、何にも代えがたい心を癒すひと時になり、植物との生活がどんなに大切か感じていました。 この私たちの心の癒す空間を、花園で再現してみようと、素人が挑戦しました。造園の技術はないこと、作業の手伝いも限られることから、デザインはシンプルにし、使用するアーチや花壇の石など近くのホームセンターで確保できるもので、なおかつ自分達で作業が可能なものにしました。 庭の中心となるのが「ばら」ですから、使用するバラを選び、搬入搬出の作業を考えて、全て鉢植えにて管理することにしました。しかし、会期が4月下旬からであるので、中心となる中間咲きのばらが開花するかどうか、一番の悩みになってしまいました。ばらの香りが漂う空間が提供できれば、私たちの稚拙な庭づくりの目的は達成できます。 庭づくりの技術がなくても、植物の持つ力が人の心を癒すということを知っていただきたいし、手づくりの庭に挑戦していただくための参考になれば幸いと思っています。 |